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自分の船が、どの位CO2を排出しているのか知りたくなり、インターネットを漁り、CO2排出量の概算は、燃料油の消費量の3倍を目安にすれば求められると思い、 政府統計で内航船の2021年度間燃料油消費量(2,377,992 kl)からCO2排出量を求めたら、下図(国交省のHP「運輸部門における二酸化炭素排出量」から抜粋)の値 1千万㌧にはならず、700万㌧程だった。
環境庁に問い合わせたら、シリンダー潤滑で消費(燃焼)する油もカウントしていると教示され、合点した。
2サイクルのシリンダー油の消費量は容易に分かるが、4サイクルはシステム油の一部をシリンダー潤滑として消費(燃焼分)しているので、簡単には仕分できないと立ち止ってしまった。(言い訳「7,8割は燃料消費量から算出できる」も直ぐに決まった)
とにかく、1個の炭素Cに2個の酸素Oがくっつくと二酸化炭素CO2になるので、炭素を燃やす化石燃料から排出されるCO2の重さは燃料消費量の3倍程度の重さになる。
内航船(漁船は含まない)のCO2排出量は、日本国内の総排出量の1%未満だが、地球温暖化防止に少しでも寄与しようとする心意気を求められていると感じている。